紀行、小説のノベログです 日々感じていることを盛り込み綴っています

「自転車と列車の旅の追憶」 紀行 完
「大海原」 紀行 完
「家族」 小説 完
“Soul bar-IORI” 短編小説 完

“Soul bar-IORI” 旅2

「なんとなくわかるような気がしますね。自身で作っていくものなんでしょうね」


「そうですね、すべてが自己責任で創り上げて行くものですね。後、最近になって旅行は点、旅は線なんて感じるようになってきました」


「ほぉ~、点と線ですかぁ~、難しいですね」


「この点と線は漠然と感じたことなんですけど、旅行は宿も含めて目的地から目的地に淡々と移動して、その目的地をスポットで楽しむことが多いんですけど、旅はその道中にも多くのことを感じるんです。寄り道する楽しさだったり、極端な話、道中で何かを見つけて目的地が変わってしまうこともあって、こう何か線で結ばれている気がするんですよね。私がまだ結論を出せていないので説明が難しいんですけど。BGM替えますね」



Joe Sample - Carmel 1979


 “Carmel”とは、カリフォルニア州モントレー半島に位置する市の名前で美しい砂浜が広がる街。“Joe Sample”が奏でる哀愁ある美しいメロディと、それに絡みつく“Abraham Laboriel”のベースが相まって、渚の移り変わる風情を見事に表現した作品だ。モントレーでは毎年盛大なジャズ・フェスティバルが開催されることでも有名である。


「今回の旅も道中いろいろ楽しめました?」


 近江町市場を中心に金沢市内は豊富な海産物で溢れ、食事は大きな満足を得られるが、至る所に「金沢カレー」を目にする。見知らぬ人に勧められたカレー店で食べると、スープでのばせば倍量は出来るぐらい濃厚で大変満足できるカレーである。


 能登半島の奥深くに進むため乗り込んだJRで、何気なく途中下車した七尾駅。七尾市はモントレーと姉妹都市を結び、興味あるジャズに関する展示を見ることが出来きた。ただ、この地で開催されているらしい「モントレー・ジャズ・フェスティバル・イン・能登」には閉口してしまう。なぜ、このネーミングなのであろうか?姉妹都市の提携を結び、使用許可も得ているのだろうが、独自のものを創り上げればよいと思うのは私だけであろうか、、、


 そして、半島の終着駅に付き、海岸で一枚の写真を収めると雨が激しくなり、身動きできず引き返してしまったこともいい思い出に残るだろう。



「パックの旅行では自由は無いに等しくて、食事も決められ、行きたくもないお土産屋さんに連れて行かれたりしちゃいますもんね。それに、同伴者がいるとすべて同じ価値観を持つことも難しいですから、完全に自由ではないですね」


「同伴者がいれば旅での感動を共有できる素晴らしさもありますし、どちらが良い、悪いではなくて、その人に向くか、向かないかですし、目的にもよるところが大きいと思いますね。そのときの情況にあわせてどんな旅、旅行をするのかで使い分ければいいと思いますね」


「そうですよね、旅行も仲間との一体感を深めたりいろいろな要素がありますよね。嫌な面が見えてしまうこともありますけどね~」


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