紀行、小説のノベログです 日々感じていることを盛り込み綴っています

「自転車と列車の旅の追憶」 紀行 完
「大海原」 紀行 完
「家族」 小説 完
“Soul bar-IORI” 短編小説 完

“Soul bar-IORI” 過ち 


 人は過去を積み重ね今の自分がある。過去にしてきた行いが評価され、信用を得て信頼される。中には誤まった行動で、信用を失うこともある。過ちから学び信用を回復させる人もいれば、同じ過ちを繰り返し、信頼を得られない人もいる。さらには誤まった行動だと認識しながら、改めることのない痛い人も多い。


 BGMに“The Crusaders”が11年ぶりの復活を見せたアルバム“Rural Renewal”をかけてみよう。聖歌隊を従え歌い上げられた“A healing comin' on”は特に印象に残る大作だ。このアルバムの発売を期に、元々モータウン系のセッションギターリストで映画“Ghost Busters” の主題歌を歌った“Ray Parker jr.”をメンバーに加え、精力的に活動を再開する。



The Crusaders - A Healing Coming On


 カラン、カランとドアベルが鳴り客の来店を知らせると、クワンザ二日目と三日目に来店をした女性が現れた。以前はどことなく陰りを見せていたが、爽やかな笑顔を見せている。ジントニックを頼まれ提供すると、美咲と名前を名乗り、先日の件で私に礼を告げた。そして不倫相手である男とは別れ、時間をかけ旦那と話し合いを持ったと言う。


「相手がいたとはさすがに言えなかったけど、旦那の非を責めてばかりだった私も謝ったの。すぐに変わってくれるなんて思ってもいないし、また私もいつ旦那を責めて愚痴ばかりぶつけてしまうかもしれない。時間が掛かるかもしれないけど、子供だけは何があっても私が守らないとね」


「とても素敵ですよ。敢えて言わなくても良いことはあります。同じ過ちを繰り返えさなければ、よろしいのではないでしょうかね。子供はたくさん愛情を注げばまっすぐに育って、子供が親になったときも自分の子供に十分な愛を注ぐんです。十分な愛を注がれずに育ってしまえば多くの問題を抱えます。問題を抱える子供が多いのは、すべて大人の責任です」


「その通りですね。私も男に逃げ場をつくってしまいましたけど、親としての責任をきちんと取らないといけませんしね。それに、男の優しさなんて、ただ抱きたいだけ。馬鹿みたい。ねえ、マスター、そうでしょ?男なんてみんな一緒」


「・・・・・」


 人には悲しいかな多くの欲があり、満たすために多くのことを見失ってしまう。女性が愛されたいと願うことも当然で、本来あるべき形ではない愛を求める人も多い。


 男は種を放出したいとき、女性に愛をささやき優しく出来る。生活の中で旦那から優しく接っしてもらえず他の男に身を任せ、愛だ、優しさだとのめり込んで行く。結婚後、いつでも種を放出できる状態にある相手に、手を抜く男にもちろん非はある。相手にも妻子があり関係が出来上がったのであれば、自分の妻を大切に出来ない男に本当の愛はない。やりたいだけだ。そもそも、家庭を疎かにし男に狂う女を愛することなどあり得ない。男の性処理の道具になりたいのであれば本人の勝手だが、子供が犠牲になってはならない。自分がさもヒロインになったつもりで、不貞行為を綴り自慢しているのような女はちょっと痛すぎる。親を選べない子供があまりにも可愛そうだ。


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