紀行、小説のノベログです 日々感じていることを盛り込み綴っています

「自転車と列車の旅の追憶」 紀行 完
「大海原」 紀行 完
「家族」 小説 完
“Soul bar-IORI” 短編小説 完

“Soul bar-IORI” ラーメン2

 映画“The Ramen Girl”をDVDにセットをした。



The Ramen Girl - OFFICIAL TRAILER


 カラン、カランと呼び鈴が鳴り客の来店を知らせると、仕事を終えた優子が顔をだした。ハーパーのロックを頼み、かかっている映画に文句を言いつつ見入っている。



「もう、最近はここ何の店かわかんないですね~。映画はまだいいですけどテレビはやめてくださいよ。でも日本映画って」



「大丈夫ですよ、私もテレビは嫌いなんでアンテナつないでないですから、ただのモニターですよ。この映画はほぼ日本ロケですけどアメリカ映画ですよ、ハリウッド」



「そうなんだぁ~。ラーメンかぁ~、ねえ、ねえ、マスターはどんなラーメンが好きなの?」



「あまりにもいろいろあり過ぎて答えるのが難しいですね。旅に出てその地のラーメンを食べるのが楽しみでもありますね」



「あ~、いいなぁ~ラーメンを求めて旅するって言うのもいいかもしれませんね。いろいろなラーメンあるんだろうなぁ~。今までで何処のラーメンがお気に入りですか?」



「喜多方のまことちゃん食堂も美味しかったし、函館も湯の川温泉にあるホテルの駐車場にあった小さなラーメン屋さんですけど美味しかったですね。後は熊本で食べたラーメンも最高でしたね、確か黒亭だったかな」



「あ~私、トンコツはだめだなぁ~」



「苦手でしたかぁ~でもそれはきっと、まともな店で食べなかったからかもしれませんよ。何か九州ラーメンが話題になったとき、こっちのいい加減な店で、添加物を何種類か合わせただけの物があって、それを自前のスープに入れるだけで『トンコツ』なんて出してた店ばかりですから。澄んだスープのラーメンを出してて、トンコツもメニューにあるような店は間違いなく魔法の粉ですね」



「あ、ラーメンは醤油、味噌、塩、トンコツってあって、一緒に行った友達は醤油食べたんですけど、澄んだスープでしたね。何で取ったスープかはわかりませんけど」



「そもそもトンコツって出汁なわけで、塩、醤油などで味付けしてるので、味の種別に並べられるなんて変ですよね。出汁に醤油、味噌、塩ダレを加えてスープの味をつくるのんですけど、トンコツエキスと言うか添加物で作った魔法の粉に出汁を加えてスープの味を作るもんだからその認識なんでしょうね」



「あ、和歌山ラーメンみたいにトンコツ醤油もありますね。味は醤油、味噌、塩で、出汁が鶏がらかトンコツかってことですね」



「魚介類から取ったスープもありますね、新潟のあごラーメンとかね。トビウオの出汁です」



「いろいろあるんですね。出汁も違えば、スープの味付けもいろいろで、具もそれこそお店ごとに違いますしね」



「使う出汁すら違って決まった形のない稀にみる料理ですね。つけ麺なんてのもあって、まだまだ新しい形が出てくるかもしれませんね」



「まぁ、曖昧な食べ物であって、そこにはいい加減なものが入り込みやすいんでしょうね~」



「真面目に仕込みして、長い時間かけてスープを取る店や、業務用の濃縮スープの元を使う店などいろいろですよ。こと味に関してチェーン店は諦めることと、個人店でも、オープンキッチンが多いですから中をよく観察することですよね。当たり外れも多いです」



「マスターがラーメン屋さんだったら、どんなラーメン作りますか?」



                                      続く



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