紀行、小説のノベログです 日々感じていることを盛り込み綴っています

「自転車と列車の旅の追憶」 紀行 完
「大海原」 紀行 完
「家族」 小説 完
“Soul bar-IORI” 短編小説 完

“Soul bar-IORI” 女と男1 


 クワンザが終わり、営業をどうしようか悩んだが、特にするべきこともなく店を開けた。年末、年が明ける直前に付き合いをする方と揉め、新年の挨拶すら交わしていない。よって暇である。


 女と男はどうして揉めるのであろう。生まれも育ちも環境が違い、形成された性格だけの問題なのであろうか。それとも動物としての本能に係わることなのであろうか。



Percy Sledge / When a Man Loves a Woman 男が女を愛する時 / パーシー・スレッジ
 
BGMではなく“Percy Sledge”の歌った同名タイトルの映画“When a man loves a woman”選びDVDに入れ看板に灯を点けた。


 人意外の生物でメスとオスが揉めることがあるのであろうか?オス同士であれば縄張り、メスの奪い合いで戦いに挑むのであろう。人の場合も権力、女性を巡る争い事が絶えることはない。他の動物で、この手の争いで死に至らしめることは少ないようだが、人の場合には生命が途絶えることもあり、野生動物以下かもしれない。私を奪い合い、女性が争う場面を見てみたい気もするが、無縁だ。必要以上にもてない男は平和に貢献している。自慢しよう、でも、ちょっとだけ寂しい気もする、、、


 細胞分裂を繰り返し種を残してきた生物は、進化と共にメスとオスが出来上がった。細胞分裂し、まったく同じ遺伝子を残すより、メスとオスの別々な遺伝子を併せ持った遺伝子はより強靭となり種の存続を高めている。メスとオスの区別を持たないカタツムリなども2匹から子供ができ、まったく同じ遺伝子は存在しない。カタツムリはすべて子を産むことが可能だ。私達男に出来ないことやってのけるカタツムリって凄いのかも、、、まぁ、しかし製造には快楽、出産には苦痛が伴うので気持ちいいだけのが良いかもしれない、、、男ってのは勝手な生きものである。


 片方の女性にしか産めないことにも理由はある。子を宿り、産み終え育てる間、子を守ることが必要だ。男は安全な場所に母子を囲いせっせと食料を調達すればいい。食料調達に出向き、獲物を狩るだけではなく、お姉ちゃんを捕まえてしまうから多くの問題が発生する。ほんと馬鹿っ。


 地理、方向感覚に疎い女性は多いであろう。ナビなどない時代、隣にお姉ちゃんを乗せドライブに行く。地図を持ってもらい案内をお願いするも、余計にわけわからなくなった経験をした男も多いと思う。動物として安全な場所に身を隠し子育てしてきた遺伝子が要因なのかも知れない。その点、男は方向感覚にも長け、地理にも詳しい者が多いのは、あらゆる場所に出向き、お姉ちゃんをナンパしてきたこと、いや、違う、食料を調達してきたことが理由としてあるのかもしれない。時刻と太陽の位置、家屋の建ち方など判断して瞬時に方角を見極めることが出来るのは、男だから出来ることなのだ。


 男は本来、多くの敵に囲まれ、戦うことも、生命の危機から脱出し逃げ失せる為にも筋力が発達した。対して女性には然したる危険が少ない為、筋力も弱く、身体も適度な脂肪を蓄え丸みを帯び、狩から戻る男達を数日に亘り待つことも可能なのであろう。


 いろいろ考えていると女と男は同じ種族でありながら、別な生きもので、身体だけではなく脳にも違いがあるのであろう。だから揉めることが多いのだ。揉め事をなくし、より幸せな日々を送るには相方を知ることが大切だ。


 客が来ないまま閉店時間だ。「三が日営業しています」と張り紙をし店を後にした。
          
                                      続く


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