紀行、小説のノベログです 日々感じていることを盛り込み綴っています

「自転車と列車の旅の追憶」 紀行 完
「大海原」 紀行 完
「家族」 小説 完
“Soul bar-IORI” 短編小説 完

“Soul bar-IORI” 雑菌天国2

 動物は呼吸することで酸素を取り入れ二酸化炭素を排出し、植物は逆でこれは共生していること。海、山の水が蒸発し雨を降らせ、微生物が動物の排泄物などを栄養に換え、それを含んだ水がまた海に流れる。素晴らしいバランスが保たれ循環し、多くの生物が地球上で共存できている。


 人と菌は古来から深い結びつきがある。菌の存在などわからない時代から多くの発酵食品があり、人にとって有益な菌も多い。体内にも多くの菌を宿し、人は生きていける。特に消化管の大腸に多く、その種は500とも言われ、100兆もの菌が存在しているらしい。病原菌ともされる大腸菌が仲良く?暮らしているには不思議な気もするが、何かしらの必要があり人の体内にいるのかもしれない。この辺りは私もまだまだ追いついていないが、バランスを保ち生存している。


 体内に宿る菌は別として、ウィルスや病原菌と呼ばれ人に取り有害な微生物や菌も存在はしている。毎年のように猛威を振るうインフルエンザ、食中毒を引き起こすものなどなど、虫歯も菌の仕業だ。ウィルスとは他の生物の細胞に入り込み自己を複製する微生物でウィルス自体は細胞がない。BGM換えますね。


 BGMはこの曲で。オリジナルのニール・セダカを探していたら、こんなん出てきました。「優しい悪魔」は知ってたけど、この曲カバーしてたなんて、、、それもメインは一番大好きな「ミッキちゃ~ん!」そりゃ、ピンク・レディもいいけどさ、やっぱキャンディーズもいいよね~。でも、「南海キャンディーズ」は、、、ちょっと嫌。♪へ~い、りろっ でぶ♪



キャンディーズ 小さな悪魔


「もう、マスターの人格疑うわ~」


「ちゃんと聞いて!ねえ、人にとって害のあるウィルスや菌はものすごく多いんですよ。だから自己防衛のためにも除菌や殺菌はとっても大切なのよ」


「感染しないように努めることは大切って思うけど、その為に人には免疫があるんじゃないの?」


「免疫があってもそれは完璧ではないから病気になったりするのよ。免疫があるから大丈夫なんて言ってたら、感染症にかかって亡くなる人なんていないわよ」


 疾患にかかると言うことは、そもそも身体の防御反応で現れる症状を示すことで、ウィルスや菌が引き起こすものではない。これらが体内に入ったことにより身体が起こしている症状である。免疫が勝り、細菌を退治することができれば症状は改善され治癒されるが、免疫が劣った場合、ウィルス、菌に侵された細胞が増殖し本来のものと姿を変え機能も失う。免疫が勝っている状態が相応しいのだが、様々な要因で免疫が劣ることもある。生物学的には人の寿命は120歳と言われるが、この年齢を迎えられる人は稀であろう。


                                  続く

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